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2019年02月15日

疲労からくる一般的な腰痛

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腰痛と言っても痛みの程度や発症の経緯、原因も様々で対処法もケースバイケースです。これを簡単にテレビの1コーナーで「これが腰痛対処法だ」と銘打って色々な運動を紹介していますが効果がでる人と出無い人、逆に悪化するひともいます。どうしてもメディアで紹介する場合は目を引く見出しを付けて細かい説明を省き手軽さを重視します。その結果は不十分な説明と注意事項の省略で不十分な効果と時には怪我なども起きます。テレビで紹介するのは地道な筋トレ系が多いようで運動自体に面白さはないので長続きしない、逆に怪我も少ないのでテレビ的にはあの辺りが落とし所なのかなとも思います。
今回は治療が必要な腰痛と節制で何とかなる腰痛の見極め方を話したいと思います、なぜなら此処を無視して腰痛体操などしようものなら逆に悪化してしまうのも良くある事なので正しい知識として欲しいと思うからです。一言で腰痛と言っても様々なケースが有りますが今回はどのような時に痛みが強くなるのか、そこをチェックポイントにして話を進めます。年齢や生まれもった骨格で説明に注意が必要となりますがここでは(背筋が伸びてる人、背中が極端に前屈みになっていない人)を前提に説明します。激しい痛みがあったり動くのが困難だったら病院や治療院に行こうかなとなるのですが、そこまででは無い微妙で様子見状態のときってありませんか?その見極めのポイントは前屈(前屈み)した時に痛みが増すか、後屈(身体を反らせる)した時に痛みが増すかが判断のポイントになります。まず前屈で痛みが増すようならすぐに治療院に行くことを勧めます。傷めたかなと感じた時は大した痛みを伴わなくても時間とともに症状が悪化することが有り休んでいても症状が改善することは有りません。2週間ほど安静にできれば回復しますがその間は辛いですし生活の差しさわりかなりのものです。この場合は(はり治療)をお勧めします、逆にそれ以外の治療法は効果が出にいとも言えます。これは痛みを引き起こしている部位が大腰筋といわれる体間を支える大きな筋肉で身体の深い部分にあるためマッサージなどの手技療法では刺激しにくいためです。ストレッチなども症状を悪化させる可能性のほうが大きいです。身体を支える前側の要の筋肉で膝を上げる時にも使われます。ギックリ腰はこの筋肉の硬直で起きる事が多く一瞬で動けなくなるような激しい腰痛も、最初は軽い違和感程度で徐々に痛みが増してくる様な腰痛も前屈で痛みが強くなる時は早めの治療が必要です.
逆に後屈時に痛みが増す時は無理をしないで良く睡眠をとることで症状の改善が見込めます。当然治療に行った方が良いのですが、このケースではマッサージでもはりでも効果はでます。これは背骨の横にある脊柱起立筋群という身体を後ろ側から支える細かい筋肉が疲労から弾力を失った状態なのですが多くの筋肉がお互い負荷を分担しながらはたらいているため全部がダメにならないようになっています。また小さい筋肉のため疲労し易いぶん回復もし易いのではと思われます。それに対して前屈時に痛みがでる一番の原因筋の大腰筋は単独の大きな筋肉であるため疲労が極まって硬直したり筋繊維が傷ついたりした時は代りをしてくれる筋肉がないぶん速やかに回復をさせなければなりません。筋肉がツッタ状態に近いとも言えますがスポーツ選手が試合中にストレッチで一時的に回復させてるシーンを良く見ますがこの筋肉のストレッチはしないほうが良いです。症状を悪化させるだけです、何か腰が不安だなと感じてストレッチをして却って腰痛になる場合も多いので休息をとり安静にして体力の回復に努めることが腰痛予防になります。当然この時点での治療は効果的であるのですが休息を取らなければ惨事を先延ばしにしただけになる可能性もあるので無理は禁物です。
あさの治療院

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